岩井千怜が米女子ツアー初優勝!

米女子ツアーのメキシコ・リビエラ・マヤ・オープン最終日は25日(日本時間26日)、マヤコバ・ エル・ カメレオンコース (メキシコ、パー72)で行われ、岩井千怜が2位に6打差をつける通算12アンダーのぶっちぎりでツアー初優勝を飾った。

1打差2位でスタートした岩井千怜は初の最終日最終組ながら、1番で右手前7㍍のロングパットを沈めバーディ発進。同組で首位スタートしたジェ二―・ベーがボギーをたたいたため、いきなり単独首位に浮上した。

さらに3番からがスゴイ。1㍍、右2㍍半を沈め連続のバーディ―を奪うと、続く5番のパー5は2打でグリーン奥まで運び寄せワンのバーディー。6番でも4㍍を決め4連続バーディーと強烈なスタートダッシュに成功した。

序盤6ホールで5バーディーで通算11アンダー、後半4組12人すべてが初優勝を狙う混戦から一気に抜け出すことに成功し、ツアー初制覇への視界が大きく広がった。

アウトを「31」で折り返した千怜は、10、13番とバーディーを奪い、通算13アンダーまでスコアを伸ばす。続く14番でボギーを叩いたものの、上がり4ホールは無難にまとめ、通算12アンダーでホールアウト。2位に6打差の圧勝劇を完成させた。

パターを握ったまま両手を高々と上げてガッツポーズを作った直後には、姉の明愛らが駆け寄り、シャンパンシャワーで祝福。優勝スピーチでは英語で「アイム・ソー・ハッピー」と語った後スポンサーやボランティアに感謝を伝えた後は涙で声を詰まらせた。

優勝後のインタビューでは「集中していれば、いいスコアが出るなと実感していました。自分に限界を作らず、あきらめずにバーディーを狙っていこうと思っていました」とぶっちぎりの独走劇を振り返った。

日本勢ではシェブロンでメジャー初Vを飾った西郷真央、ブルーベイLPGAでの竹田麗央に続く今季3人目の優勝者となった。米女子ツアーには、今後も日本勢が起こす旋風が吹き荒れそうだ。


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